「ウズラの悪魔焼き」ですね。ウズラってわかりますか?鶏の丸焼きはポピュラーですが、ウズラはわかる人が少ないでしょう。ダッジオーブンに最適なのですね、このサイズ。お一人で二匹三匹、軽く食べてしまえる。そして凝縮された濃い旨味がありまして、一回食べるとウズラ病みつき。卵しか食べたことのないあなたは、人生の半分を無駄にしてます。
ではウズラはどこで買えるのか?売ってませんね、スーパーでは。これは私も大発見なのですが、鶏肉を取り扱っている商店街のお店でも「今はない」と言われます。そりゃアマゾンでは購入できますがはたしてどこで買えるのでしょうか?
豪快肉料理おいしいウズラは買える
しかしながら輸入品が多く「なにこれ?鶏のちっちゃいヤツ」というという反響に結びつくでしょう。まあ、それは仕方がございません。ほとんど流通しておりませんので。旨いウズラを手に入れるのは大変。キャンプの肉料理はゴーカな盛り付け、ボリューム感が大切とか喧伝されていますが、お味をじっくりお確かめください。そりゃアウトドアで、キャンプで食べれば情けないけど、何でもおいしいのです。
しかしウズラの旨さ、ぜひ知っていただきたい。
ウズラは川魚専門店で国産のものが手に入ります。川魚専門店自体が絶滅危惧種なのですけど。川魚のカテゴリーなのですね。歴史的にさかのぼるとツナヨシ生類憐み以降の慣習とみられるのですが、肉類をサカナとして販売した経緯を推測します。ウナギ、ワカサギ、コイって普通に流通していた時代ウズラもその仲間として売買されていたのでしょう。有名なのはイノシシの肉を山クジラとして販売したとかですね。
なぜにアウトドアでウズラか?
ハッキリ言ってこういうエビデンスをもって、野外で食べてほしいのです。これは日本の食文化です。ツナヨシの話もできるしクジラの話もできる。それとまあ、つじつま合わせ的になりますが、ダッジオーブンで使いやすい。ウケますよ。コイ料理も出せますが、テナガエビウズラあたりが内水面業業への関心喚起に有効ですね。個人的にはわけのわからん「地鶏」よりもウズラのほうが味がしっかりしています。骨も出汁がいい感じで出ます。
キャンプ料理、アウトドアで鯛ソーメン
同じ発想で考えると、スーパーで買えるチダイなど安くて楽しめますね。鯛ソーメンなんかダッヂオーブンで簡単にできます(シーズニングの油を落としてね)。鯛ソーメンを看板にしているヘタな旅館でがっかりしたことが何度かありますが、魚と凝縮した甘味を「我慢して待って」ソーメンを入れるとハイレベルな味になります。お試しください。ソーメンは別鍋でゆでておいて、最後の最後に入れるという感じで。
キャンプ料理な日常と考えるべき
日常的なお料理を、あえてキャンプでやることをお勧めします。できれば出汁もとりましょう。普通にオカンがやっている仕事です(あ、これは差別的発言になるのか?)。特別なものではなく、キャンプをお楽しみください。別に鶏の丸焼きは必要ありません。冷蔵庫の余りものもって。しかし、川魚専門店は抑えておく必要がありますね、「ウズラの悪魔焼き」やるうえでは。探してください、お近くで。
日常のなかにキャンプやアウトドアはあり、そこに考えさせられるものがあり、人との本性は磨かれる。さて、今日はベランダ、外で寝ることにします。で、なんで悪魔焼きなのかは今ひとつわかっておりません。
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