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Funという価値はスポーツでは測れない

Funを日本語訳にするには、なかなか難しいと思います。日本人独特の敏捷な感性で表すとしたら、それは「あれ」とか「それ」になるのかしら?あえて英語のFunとしてお伝えしますが、もしかしたら、とっても大事なことなのではないかと、2020東京オリンピックに観た“少々感動した”ことを書いてみます。

スケートボードで見せてくれたFan

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ライバルに支えられてという選手ではなく、メダルを獲得した少女がNHKのインタビューで「ライバルなんていません、仲間です」といってくれたことに個人的に感動しました。それは、競い合いではないところにある楽しさ、Funを求める姿勢のうえで意義のある発信だと感じたわけです。

金銀パールプレゼントとかではなく、地球の摂理に対していかに抵抗するか、利用するか、生き物としての挑戦であり、そのなかで生まれる無重力感が国境や文化を超えて意義がある…。実はそれを示してくれた、素晴らしいコメントでした。そもそも、競争なんかどうでもいいのです。

Funを知ったのはカンタン。フリスビー

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もともと競技成績が悪く、鈍いだの運痴だのとよばれたいた私はアウトドアのほうでは長けていました。それゆえ「体育」と呼ばれるものに適応することができなく、なぜだか水泳だけが競技上トップクラスでしたが自分自身、体育は適さないというコンプレックスがありました。

しかし笑えるのですが、20代前半のころ3勤(時給の高い深夜労働)の仲間と仕事明けに服部緑地公園でフリスビーを楽しみました。これが面白い。身体がついていける。フライングディスクと正式には言うのですが、ホップする、それを受け止める、それがFunとの出会いでした。

実は簡単にホップする…それにあわせる自分。気持ちいい。それはスポーツというには、かなり異なる感触だったのです。

ライバル?地球と向き合う、そこで遊ぶ

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バイクやクルマ、雪上モービルやジェットスキーなど当時の仕事で関わることになるのですが、このFunという感覚は個人的な感性かもしれませんが得られません。内燃機関ではしらけるのです。

唯一、危機的な環境下で感じた経験は「やばい天候下の漁船」でした。Funというよりは「やばい」印象が残っています。さすがにそういったものはご遠慮することにしておりまして、そこそこ容易にFunを全身で感じられるカヤックが好きなわけです。

音が鳴るとFunが実感できる

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もっと身近な話を例にすると、楽器であったりします。複雑なものではなくプリミティブ(原始的)なものが、一層わかりやすいでしょう。ちょっとした工夫で、音が鳴るとそれがFun。

うなり木、ムックリ、貝笛など意図せずして音が発生するとき、感動とともに自然に対する畏敬の念があったと思います。骨をベースに楽器を作った方々もいますね…それがJazzの基層だとか。そういった不安定ななかでの自分の在り方、それが揺らぐところがFunなのかと感じます。

成果主義のなかでFunは無駄なのか?

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ライバルなどは必要がなく、一等賞も実はどうでもいい。Funなやつが自分で楽しむ…それがアートと同様にスポーツの意義ではないか?まぁ、そう感じているから、オリンピックなど興味がわかないわけでして。

重力のなかで、上から下へ流れる川の水のなかでFunでいられる時空を望み、そこで存分に楽しむ。金銀パールではなく、はたから見ていて「はよこけろ」、「そろそろこけろ」とか時空を共にできる友から揶揄されて、実はこける(泣)。そして大笑いのなかで助けていただく…ライバルなんて存在しないわけです。大切なのはFunだから。

パラグライダー、新雪スキー、キャニオニング、ディンギー、ボードセイリング…みんな仲間ですね。

日本でFunはまかりとおらない

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川は上から下に流れるのですが、三次元的に上流に向かう流れが発生します。ここに入ると無重力感が味わえるわけです。そしてどうせまた、しばらく楽しんだのちに(なぜかしら松田聖子を歌ったりしている)こけるわけですが。

インターナショナル・フェデレーションが変わったとか、都合の良い会場設定であるとかオリンピックのしょうもなさを感じた今年、もう少しこういったFun的要素を意識してみてどうでしょう?また、そうでありたいと思う訳です。

残念ながら、今日のアウトドアブームは「アウトドアスポーツ」という“スポーツ”の部分さえ、抜け落ちておるのですが。今日の日本においてアウトドアのFunを垣間見るには、とっても離れてしまった印象があります。

 

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