明日香法(歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法)がある明日香村石舞台の前にあるこのお店…ゾンビタイプ?フランケンシュタインタイプ?興味深い記事を見つけたのでご紹介しましょう。
(以下本文より引用)歴史的な文化や文化財を扱う人たちが、本来の意味合いを忘れて、観光客向けに安っぽいものを提供する流れを英語で「dumbing down」、つまり「稚拙化」と呼びます。【”冬でも浴衣”の観光客を歓迎する京都の罪(プレジデントオンライン)】 https://president.jp/articles/-/27983
「ゾンビ化」「フランケンシュタイン化」する文化…さて、しばらくはインバウンド需要も少なくなります。どうします?
どこかで結びつく…そのぐらいの見方が良い
観光と言うとケイザイコーカと…そこだけ見ていて良いのでしょうか?いえいえ、地域の力を揺り起こすこともでき、さまざまな未来の担い手も育て上げ、結果的に地域経済に貢献する可能性もある。そんな感じでしょうか?
ほかにも旅行中滞在先で大きな自然災害が起こったとき、どうなるのか
<防災>?地域の伝統的な祭礼の保全継承はどーするのか
<少子高齢化>?年老いたり不自由を患ったら、観光できないのか
<福祉>?地元の素晴らしい歴史や資源を地元人は認識できているのか
<生涯学習>?観光がきっかけになるケースも散見できる
<動画>【岸和田だんじり祭を車いすで見学!バリアブレイク】
まちに接する機会が誰にでも均等に与えられるのが「旅」であり、それは地元民も同じです。地域活性化とは道ゆく人々の楽しそうなお顔がバロメーターになる。文化度とか、品格を重んじたい。結果として観光による地域活性(自慢できるまち化)化は成立するのでしょう。
どこかで結びつく…そのぐらいの見方が良い
観光と言うとケイザイコーカと偉い方々は即答され、特に選挙が続くこの時代には念仏のように聞こえてきます。で…ケイザイコーカ(念仏)はどう計るのか?実は体系化されていないのですね。CPI値と同じで言うたもの勝ち。
朝ドラ(カーネーションという優れた作品で私の人生は強烈に変化した)を迎える前にしらみつぶしに「ドラマによる経済効果」を調べたのですが、面白いことに発表数値の前後比較はほとんどありません。
オンエアから数年の…公共セクター、経済界も頑張ったんですよ…という既成事実報告にすぎません。マユツバ。観光が経済効果をもたらしますという候補者に尋ねてみてください。
「どの年度を指標として何%効果を上げてくれるの?」
「今までどうやって調査しているの?」(笑)
観光振興イコール経済効果と即座に応えるえらい方々を、私はあんまり信用しておりません。少なくとも毎年調査しなはれ…というのが本音です。
見当違いの売り方…すべてがそうではないと信じたいのです。
生野銀山(2009年の写真)…現在も続く、銀山なのに砂金すくい採り体験。昭和の、ある意味残念な展示資料館だったのですが、アイデアと予算で「スーパー地下アイドル GINZAN BOYZ」デビューにてこの老朽施設を大逆転に導きました。
【史跡 生野銀山(公式)】
>>> 史跡 生野銀山(公式
このあたりの拡散具合はどのくらいの効果があったのか?地元の方々との交流はあるのか?施設に限った産業効果だけ見ていないか?地元の皆さんに聞いてみたい(←実は女房の実家あり)です。
竹田城観光とは明らかに観光客の属性が異なると思いますが、もうどうでもいいのかしら。別に喧嘩を売っているのではありません。Mマテリアルさんの歴史的な業績など…再評価してもいいと考えているのです。また、実はほかにも資源にあふれているのです、朝来市。GINZAN BOYZは正直なところ、広告代理店的発想であり残念です。オオサンショウウオとか…どうして取り上げない!
観光客受けを狙って作った「民俗村」は屈辱的?
Folk Villageとか訳すのでしょうか?観光客向けのいわゆる民俗村…写真は2003年のタイのものです。白老の国内ではアイヌ民族博物館など優れた施設、ソフトも訪問させていただき感激しました。
同様の施設はいくつも存在します。しかし、「民俗村」には怪しい雰囲気があります。それは実父が昭和50年代に韓国への“出張”をした折、帰宅後何も語ろうとしなかったうしろめたそうな雰囲気に似ています。
所詮、観光施設と言えばそういうものとすれば、あまりにも悲しい気がします。しかし、IR構想もそうであり今の日本、大阪などは特に、大きな民俗村(webなどを含み)を利益優先の方向性としてとらえている気がします。言うにおよばず、五輪や万博も同じになってしまいました。
異文化理解とか交流といった観点は“お金”の前では歯が立たないのでしょうか?タコ焼きとかお好み焼き、yoshimotoでひとくくりにされてはたまりません。
地域活性化というのは誇りを持つことでは?
ジェロニモがサイボーグ化される要因になった一コマですね。改めて読むとものすごくひっかかりました。
戦略的な視点を欠いた状態で“インスタ映え”とか狙って公金を費やしたところで、住まうものの“生きざま”は満たされますか?子どもたちはわがまちに“ほこり”を感じられるのでしょうか?
一例として日本人はNinjaとか軽く持ってくる方々には「二度死ぬ」とか「ブラック・レイン」とかをまずしっかりご覧いただきたいと思います。「ケンタッキーフライドムービー」もいいですね。おススメです。
地域活性化というのは誇りを持つことでは?
わがまちのことを誇りをもって自慢できない限り、他所から人を呼ぶなど、薄っぺらいものではないでしょうか?観光業にかかわるみなさまがたに問いたいところです。
「Watch Your Step/BUGY CRAXONE」
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