SDGsなどを鑑み、EV(電気自動車)などへの転換を早めるためにサステナブルな生活様式を進めるなどと聞きますが…実はどうしたものかと感じています。あれは投機市場を広げる、つまり石油やICT以外に新たなマーケットを創出ためのスローガンであって、何も言われるままにEVを購入するひっ迫性などまるでないからです。本当に持続性の高い暮らしを考えるなら、中古のレシプロで十分、それを長く使うことが最もサステナブルだからです。いっぺんにガソリンスタンドはなくなりません。
Contents
半年以上使えるBICライター
100円よりは140%ほどお高いBICライターは知られざるフランス生まれのベストセラー。確かに使い捨てライターではありますが、まあ一本半年は持ちます。実はただ同然で頒布もされる日本式使い捨てライターの原初系でして、全世界でコピーされました。それゆえ、100円ライターの一般的な常識では考えられないほど性能がいい。海外のスモーカー、意識の高い愛煙家はこぞってこれを選びます。
私も利用しはじめてすでに30年は経ちますが、オイルライターよりも合理的だと感じています。EVとは極端に単価が異なりますが、製造コストや廃棄などトータルで見ると、環境負荷はかなり低いのではないでしょうか?
こちらも30年選手、ノーブランドのシャープペン
シャープペン、蛍光ペン、ボールペンなど紛失したり頻繁に買い替える方のいかに多いことか。病院の看護師さんなんか胸ポケットに15~6本を詰め込んでいるところを見ると、結構人が間違えて持って行ったりすることも少なくないのでしょう。ところでみなさん、最後まで使い切ったことはあるのでしょうか?
年間何本もお使いになる方も少なくないでしょう。私のシャープペンは頑丈なものを選んだだけあって、当時2,000円未満。現在も質実剛健で現役利用しています。ボールペンはサラリーマン時代から使い慣れたロットリンク、製図用のもので、2回ほど紛失しましたが、現在のもでする15年選手。こういったものはやはり欧米製…まあ長持ちするものです。
小学校のお誕生日会のお返しホチキス
田舎の豪邸にお住まいだった“えぇしのお子様誕生日会”…60人近い同級生がプレゼントを片手におうち訪問し、お食事をいただいた折の返礼品です。そういう時代でした。で…かなり破損してしまいしましたが、いまだに愛用してます。ちょっと見た感じで分かりにくいのですが、これはテントウムシがモチーフ。なかなか愛らしいので、しつこく使っています。
「手になじむ」という表現がピッタリくるようで、もっと便利な機種の存在も知っておりますが、ジンクスというかなんというか、根性を入れて作成した企画書などは、こいつで揃えないと納得できなかったりします。“貧乏くさい”なんて言わないでください。こちらは意識して長く使おうと意識しているのです。
Philipsフィリシェーブ46
かわいさと実用性を備えた電気カミソリは、はじめて購入したもの。現状の基幹機種とどの会社も同様のデザインと比べると、90年代初頭商品のなんとアソビがあることか?。完全に現役でバッテリーもヘタレることなく、常に車に積んでいます。当時の価格で5,000円未満。公式サイトを調べると、今だにマニュアルが掲載されている、さすがオランダ製。
現在、海外メーカーも日本製のデザインを追従、定着しているなかで、もうこういった商品は作れないものと考えると、価格競争、マス生産のなかでクリエイティビティーに対する喪失感が嫌になります。大切に永く使う意義というもの、忘れたくないところです。
言うまでもなくマグライト
いろいろ中国製のお安いものがホームセンターに出回って入るものの、信用、耐久性という意味ではマグライトには勝てません。さすがに10年ほど前にLEDで新調しましたが、それぞれ10年選手で役立ってくれます。私の場合、水中で使用する頻度も少なくなく、肝心な時に光らない…では困ります。
中国製と比べると確かに少々お高いわけですが、万が一の時はそこがものを言います。一発触発の切れ味といいますか、自然災害時など、やはりこいつが物言います。クルマに2本、バッグに1本。もう何年も前からのルーティンです。
Victorinox Swiss Army Pioneer Alox
軍事用はsoldieという銀色ボディーとなり、スイス軍並びに市民必須アイテムです。必要最低限の機能しかありません。渡米時ヒッチハイクを思いつき、護身用、最低限の生活用品として購入後、2回ほどアウトドアの現場で盗難にあい現在は三代目。高々13,000円程度です。ほとんどこれ一本で現場をしのいで来れました。
たいがいの野菜はもちろん、30センチぐらいの魚なら、防波堤でちゃちゃっとお刺身もできます。Victorinoxはハサミやつまようじなどやたらと収納されているイメージがありますが、ライフジャケットのポケットなどに入れてすぐに使えるかというと、邪魔でしかありません。名前のパイオニア(開発者)といのも、実用的なマイクロナイフと考えると妙に納得がいきます。
CRE 5-56。皆様お使いでしょう
実はこれ、中学2年の時に購入したもので、昨年末まで使いました。ようやく空に。結構使用頻度が高かったのですが、案外持つものですね。実は自分自身、大変驚いています。
さて…冒頭のEVの話ですが、セカンドカーを買おうと考えています。メインのエクストレイルは河原や雪道、ハードな使用に耐える現場用車両として長生きさせるためですが、「風を変える」意味で下駄代わりのスポーツカーを。重量税と保険代はそれなりに必要ですが、逆に考えるとそれだけです。すでにメイン車両は420,000キロ走行、ミッションなので、中東への販売価格は意外にも高額…またスポーツカーも5MTだけにデビュー時の価格よりも高めで売買されています。これら2台はレシプロであり、中古転売を前提として私のQOLを高めてくれるでしょう。サステナブル 使い方とは永く使うこと…ニュアンスは伝わりましたでしょうか?
この記事へのコメントはありません。