2021東京オリパラにおいて「やっぱりな…」という触れてはいけない領域があることをご存じでしょうか?何しろ絶対開催しなければならない(泣笑)わけがありますので。そのタブーについていくつか、私の知る限りで少し紹介しておこうと思います。まぁ、ほとんど皆さん方が“うっすら感じ”ていることなのですが、私の個人経験で進めてみます。
えっ!この道のアスファルトの下に…
実に立派なトチノキ林…長野県の某所です。現場はここではありませんが、やたら新しい新設の野外活動拠点を取材した折、例の表に出せない長野冬季五輪の収支資料が出てきたところです。
証拠隠滅は実に巧みに行われていたのでした…。世論に対して隠滅したのちに、一部をはがして提出したようですが、ほとんどはここに埋められているという話で、歩いていてゾッとしました。ただ地元の方は、みんな知ってる。
なんでこんなに高い?ユニフォーム…
息子が買った空手着(合気道)、嫁さんがそろえたソフトボールのユニフォームや名入りエナメルバック…販売店は指定されていてやたら高額。だいたい「まだあったの?」と聞きたくなる死にかけた商店街の迷店です。しかし強制されるので仕方がない。
ずっと昔、著名スポーツ用品メーカーが集まる展示会の企画をしたことがあるので、実態は知っています。引退したアスリートを高額で雇い入れ、独占的な販売方法を行う小売。これに卸やメーカーは頭が上がらない。あまり名指しはしたくないのですが、少年野球、サッカーにはその傾向が強かったと思います。通信販売などの発達から、この「鉄壁」はそろそろ、崩れているのではと推測しますが、商店街の存続を考えると、完全に否定はできません。
ただ、スポーツ界のどこかに、その利権が行き渡ります。業界ではヒーローセリングなんて言葉もありましたが、まだまだ健在なのでしょう。
国体道路の宮さんトイレ
国体は…ハッキリ言って1964年のオリンピックの小型版として普及したもので、その収益構造はほぼ同じ。宮さんが来るので、道路ができる、トイレができる。予定ではここで宮さんが休憩する…からということで。宮さんは一般のトイレではいかんらしいですね。まあ、確かにその道路やトイレによる恩給はあるのですが、地方を歩いていると「ほんまかこれ?」と思うようなトイレ、少なくない。
アスリートには申し訳ございませんが…日本におけるスポーツの祭典などというものは、聞こえはいいのですが、利権とコンクリにまみれているものと断定していいでしょう。
とはいえ、やはりその業界とかかわりは続く
とあるスポーツ大会での海外選手の合宿誘致に、奔走した経緯もあります。現在コロナ渦でぶっ飛んでしまいましたが。この折に強く感じたのはインターナショナルフェデレーション(IF)の存在ですね。ルールを作る側ですので、絶対的な権限を持っています。不利な条件を上から押しつける。
長野冬季五輪の後、スキー競技のルールが大きく改変された事実は皆さまご存じでしょう。思うに北京冬季五輪はニギニギの量が圧倒的に多いので、赤い旗のもと金銀が舞うのでしょう。
アスリートが哀れでしょうがない
五輪アスリートのスポンサードでしか生きていけない、ハムメーカーの仕事もしたことがあります。自社の商品について「どうせハム毎日出す主婦が相手なので…」宣伝部長の言葉に仕事を降りました。
この妙な感覚というのは何なのでしょうね?うっすらみなさんも感じているでしょう?アスリートを神格化することから、本人をしゃぶりつくして利益を出す。シェアトレードいう観点で見ると、日本はやりすぎであり、もっと選手を伸ばして上げれる環境を備える必要があります。
大坂なおみさんはすごいと思います。綾瀬はるかと一緒にしてはなりません。事務所は儲かったかもしれませんが。あ、利用されてる宮さんもかわいそうなのかしら?
この記事へのコメントはありません。