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1.サラリーマン時代のお正月は写植(笑)を貼っていた。
20歳からのサラリーマン時代前半は、当時副編集長を務めていた隔月刊ミニコミ誌の写植を貼るのが定石でした。年明けすぐに入稿せねばならないので…まる3日かけて一人で黙々と集中して写植を貼る。写植についてはここでは説明するとキリがないですが、現在のDTP印刷作業の以前の時代です。一人で集中するほうがはかどるわけですね。
挿入する漫画を描きながら、3ヶ日の早い段階で片付けてお酒や“法律で許されないもの”などを楽しみながら後半は一人事務所で過ごしておりました。若かりし頃。
2.アウトドアサービスの正月現場仕事が続く
サラリーマン時代後半から独立開業してしばらくは、いわゆるアウトドア流行の絶頂期にあたり、編集業務もDTP化が進んだこともあり現場へ駆り出されました。20人規模の3日4日カヌーツアーなどで海山へ。大変ですよ、寒い中、朝5時に起きてスタッフ込みで25人前のお雑煮を作るのは。
達磨ストーブをタープに設置して、深夜まで盛り上げる…バカ丸出しのサービスでしたが、それなりの利益は出ていたと思います。お一人3泊4日、5万円~ぐらいの上代だったと記憶しています。
3.結婚、家庭ができてからは人並みに…しかし。
カヌーサービスなどでお正月に動くのもかなりしんどくなり、後継者に現場を引き渡しました。といって結婚してしまったからには家庭サービスもせねばなりません。年間50日近くキャンプ生活でしたので、正月は嫁さんに「るるぶ」を渡して、好きなところ、宿を決めさせて遊びに行きました。
嫁さんは変わってまして、ツアーを選ぶのではなく直接現地旅館に正月料金で予約してまして(亭主のメインクライアントが旅行会社なのに)…恐ろしい価格を数年間支払いました。まぁ、ツアー客と一般予約客へのサービスの違い有無など大変勉強にはなりましたけど。九州、四国など転々としましたが、今では散財という印象がしか残っております。
4.改めてキャンプの正月、南西諸島へ
さすがに散財は厳しく感じられ、南西諸島でキャンプ生活をするお正月が数年続きます。コストは抑えられますし、カヤック、釣り、遊び放題。しかし自営業者…正月でも仕事の電話が入ります。この辺が滑稽というかなんというか、現在も続く悲しい現状ではあります。
写真は久高島のサンゴ礁近くで釣りをしながら電話している模様。お正月キャンプ、突如帰還指令が出るとゆっくりなどできません。距離があってはイカンのです。弊社的にお正月の過ごし方を考え直させられておりました。
5.子どもができて普通のお正月になるはずが…
おこちゃまが生まれてからは、好々爺、婆に合わすために実家に帰るスタイルに変えました。まぁ、これではじめて人並みの正月になったというわけです。やれやれよかった…という流れにしたかったのですが、当方の両親はすでに死去。実家といえば嫁さんの実家になるのですが、まぁ、ご想像いただけると思いますが肩身が狭いものでして。
義理の祖母、母の世話役になってしまうのですね、私。愚痴られ、昔話に付き合い、わけのわからないケンカの原因(なぜ私が?)になったり、しょうもない正月番組を朝から晩まで見せられる。ある意味地獄です。またこういうときに限って仕事の電話がなく(泣)理由を作って帰阪できない。つらい3日間が待っていたのです、一般的なお正月。少しメリットがあったのは、地域独自のお正月料理を学べたぐらいです(なぜか総費用は私持ちなのですが…)。
6.やがて落ち着いた今日、大阪市内の高級ホテル滞在…
嫁との別居、子供も成長し、この数年は帝国ホテルをはじめ大阪市内の高級ホテルのジュニアスイーツ程度の部屋での滞在に切り替えました。晩飯は空心町のニンニクラーメンだったりしますが。近いし楽…家事からもほぼ解放される主婦的楽しみを実感しつつ、万が一の業務対応も数時間で対処できます(事務所から15分以内ばかりなので)。費用についてはむかし年間50日がキャンプ生活だったことに対して、同じ日数分ホテル滞在になっているゆえ、たまったポイントを使うことにして済ませています。
まず基本的なトップクラスのホスピタリティーを、インバウンド観光客が多かったときは彼らの動向を学ぶことができるなどメリットも多い。特に次の正月はコロナ対応のレベルを知るうえで貴重な経験になる…と考えていた…訳でしたが…しかし、GoToと新型コロナ第3波です。
9月、予約の時点ですでに変化を実感しました。実は帝国かニューオータニ確保のつもりがGoToトラベル開始時にすぐに満席。なるほどなと。仕方なく大阪駅周辺の新しいホテルを確保し、そこで過ごす予定なのですが…自粛要請が出た場合どうするべきなのでしょうか?正直なところ、大阪市内の移動、宿泊についてもロックダウンされた場合、キャンセルせねばならないでしょう。確率はかなり高いと感じています。費用はまあ良いとして…高校生時代以降、「自宅お正月」を過ごしたことのない自分としては何をどうした良いか想像・判断がつきません。
GoToお正月、我が家のラグジャリーな都市型ホテル滞在はどうなるのでしょう?これが新しい生活様式?「自宅お正月」やったら普通やん。
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